ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2014.4.17 02:56ゴー宣道場

「ゴー宣道場」アンケート回答


4月13日の「ゴー宣道場」は萱野稔人・朴順梨両氏を

ゲストに迎えて、嫌韓ブームとヘイトスピーチ排外主義

の背後を探る重要な回になった。

終了後に参加者が書いてくれたアンケートを紹介し、

回答します。

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まず朴さんの現場で感じた感覚(反日といっても韓国の

街中では平和であるとか)が良かったです。

反対の立場へも理解を試みる知性主義も好感を持ち、

それは著書から一貫しているなと感じました。

(東京都・36歳男性・CGデザイナー)

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朴さんが自分たち在日に対して、「叩き出せ!」

「殺せ!」と罵倒している側の人間に取材したのだから、

立派です。

これは敬意を払わねばなりません。

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朴先生のお話は意外で、ヘイトスピーチにはまる人の中

には意外と普通の人(リア充)がいるとの事で、

自分の中にあった先入観(ある意味、宗教化した考えに

ハマって優越感にひたり、新大久保あたりでさわいで

いるアホ共)がくつがえされた思いがしました。

貴重なお話だと思います。

(宮城県・43歳男性・会社員)

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日本人は11で対面して話したら、良識的な態度になる

のだが、集団になると「赤信号みんなで渡れば恐くない」

と暴走する。

これは貧困層の者だけでなく、リア充も同じです。

ネットで匿名で人をバッシングするのも、集団性に

「個」が埋没する日本人の特徴でしょう。

日本人は「個」がない者が多い。

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ネトウヨを理解するために「パイを守る危機感を共有しな

ければならない」との萱野先生のお話は発見でした。

が、それを主張、発信するための表現がなぜ

ヘイトスピーチになるのかは、また別の問題として

考えなければならないのかとも思いました。

(埼玉県・44歳女性・パート)

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無自覚の閉塞感が今の日本人の大多数にあるのだろう。

敵が欲しかったんだろうね。

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リベラルを自称される萱野氏の話がとても勉強に

なりました。

外国人との雇用と社会保障の「パイ」の奪い合いの

くだりは、排外主義に対する自分のもやもやしていた

思考が一挙に整理された感覚がありました。

討論番組終了後の氏が聞いた「財源について聞かれなくて

よかった」という(左派国会議員の)つぶやきは、

右も左も思考停止している状況をよく表していて、

暗澹としました。

(群馬県・33歳男性・訓練生)

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排外デモは右翼も左翼もやってるが、左翼の中には、

「小林よしのりがネトウヨを生み出した」と非難してる

者もいる。

北原みのりもそのタイプだが。

右にも左にも反知性主義がはびこっている。

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歴史事実を検証し、正しいことを知ることと、

国際的に発言することは別であり、それを間違えると

橋下市長のように批判を受けるということが、

とてもわかりやすく腑に落ちた。

国内においては逆ブレを起こさせないよう、しっかりと

歴史検証を正しく広め、国外においては、戦勝国の

作った戦後秩序の中でいかに日本の立場を守り高めて

いくかを考えなければならない。

しかし、これをわからない人が多すぎるために日本は

国際的に孤立する可能性が高まっていくのだろう。

(埼玉県・36歳男性・高校教諭)

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その通りです。

未だに自民党議員もこれが分かってないし、

自称保守&ネトウヨも全員分かってない。

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ナショナリズムの定義について改めて知ることが

できました。

そして右も左も関係なくナショナリストなのだ、

という事実が、目から鱗でした。

そして「在日」という単語が「非国民」と同義の

記号である事も理解できました。

レッテル貼りの単語は、空しい。

(東京都・39歳男性・会社員)

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左翼リベラルもナショナリストだという明快な分析が、

萱野氏の真骨頂ですね。

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しばき隊の方に対する小林先生の言葉に感動しました。

ゴー宣の魂を伝える迫力がすごかった。

やはり特効薬なんてない。

考えつづけなければならないと再確認させられました。

今までで一番濃密な道場でした。

(埼玉県・40歳男性・介護リハビリ)

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カウンターデモを「生きがい」に出来るはずはないの

だから、彼らも分かってくれると思う。

むしろ排外デモの側は「生きがい」にしてるから、

可哀そうな馬鹿なんだよ。

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今回のテーマに限らず、共同体の崩壊の問題が根底に

あると感じます。

運動の魅力に捕らわれず、思考し続けるというのは

孤独なつらい道ですが、やらねばいけないと感じました。

(東京都・41歳男性・会社員)

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公園の草むしりする市民が一番偉いんだって。

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萱野氏の「なぜ彼らは排外主義になるのか?を問うのでは

なく、なぜ我々は排外主義にならないのか?という問いを

立てなければならない」という指摘は、考えさせられた。

排外主義者を他者として外部化して排除するのではなく、

他者になりうる私をこの世界にどう位置づけるべきか

という事だと思った。

誰しもナショナリズムからは逃れられないので、

その枠組みに彼らを取り込んでいかなければならないと

思った。

この考えが他者に対する寛容さを産むのかと思いました。

(神奈川県・33歳男性・学生)

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全部救わなけりゃならないんだけどね。

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私自身が「排外主義」となっていない理由を考えてみると、

何度もブレてきた経験がとても良かったと思います。

ブレることで異なる意見や主張にも接する機会が増え、

思考することが強いられたことで視野が拡がってきました。

お話を聞いていて、どうしたら優秀な兵士を作れるかを

分析した「人殺しの論理」にあった"考えさせない"ことが

人を殺せる優れた兵士を作る最良策というのを

思い出しました。

(茨城県・52歳男性・会社員)

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思考を止めた者は、人間を放棄した者なんだ。

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自分の中で「保守」の定義が180度変わってしまった。

名護市長選で数日前に石破さんが自民党候補者当選の際は

500億の助成を行なう発言に名護市民はNOをつきつけた。

「お金より大事なことがある」は保守の概念だと思う。

東京で行われた「オスプレイ配備反対」行進

(那覇市長や市・県議団参加)ではヘイトスピーチを

あびせられた。

ネトウヨの次の対象は沖縄になるかもしれません。

ヘイトスピーチの変な機運を根絶しなければならない

危機感を感じました。

常にそのような戦いをされる小林先生を応援していきます。

(沖縄県・45歳男性・製造業)

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そうか。それで沖縄から参加しに来たんだ。

沖縄に居ても、「保守とは何か」を考え続けるとは立派だ。

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非常に意義のある時間でした。エンターテインメントの

中で、物語(ストーリー)を作り、読者に提供することで、

当事者(在日)意識を追体験してもらうことだけで

伝えられると思っておりましたが、メカニズムや

置かれている状況を、外からも見つめる視点が必要だと

思いました。ありがとうございました。

(東京都・47歳女性・小説家〈在日です〉)

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どういたしまして。

何か役に立ったのなら嬉しい。頑張ってね。

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カウンター側には保守、右の人も多いが、小林さんと

考えが近い人たちがかなり多い。

反差別・反レイシズムは、日本社会の「保守」だと

考えています。

小林さんが「どっちもどっち論」(=在特会は悪いが

在日〈またはカウンター〉も悪い)的なものに一切

くみさないのはとてもフェアだと思いました。

萱野さんの「そもそも人間は差別するもの」というのは、

理性への妄信を拒否する保守主義の考え方だと感じました。

(東京都・31歳男性・会社員〈元しばき隊〉)

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おお、君もアンケートに応えてくれてたのか!

これはこっそり言うが、わしだって若かったら、

反レイシズムのデモをやってたかもな。

血の気が多かったから。

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よしりん先生が紹介した『永遠のファシズム』という

本の「不寛容は小さいうちに潰していく」という話は、

以前のゴー宣道場でネトウヨ共を放っておくと

オウムのような団体になると言っていたことを思い出し

ましたが、状況は、ナチスのような極右党が誕生するかも

しれないことを知り、道場の意義の深さを感じました。

(静岡県・23歳男性・自衛官)

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獣の暴走になると、もう止められないんだ。

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やはり現在の嫌韓・嫌中の原因は「ネット」であると

思います。

「ネット」は極論のきっかけとなり、自分の知りたい

方向の情報だけを都合よく集められ、それ以外の情報は

避けることができる。

どちらの意見にしろ、ちゃんとした論拠で書かれている

事が多い「本」「書籍」から情報を集めることをしない。

これが「反知性主義」と言え、「ネット」と同意義語で

あると思います。

それにはまりやすいのがヒマなニートであり、

何かよりどころがほしい非リア充が多いということは

確率的に不思議ではありません。

最後の小林先生の言葉は至言でした。歴史と政治は違う。

これを体現できる政治家の誕生を望みます。

「中庸の保守」これからのキーワードはこれかもしれません。

(神奈川県・39歳男性・会社員)

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呆韓論・嫌韓論・犯韓論・愚韓論・・・本もくだらんの

ばっかり売れるけどね。

さっさと消費してほしい。

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中国の反日デモの参加者の多くは、日本人と接したことも、

日本へ行ったこともない人だと聞きます。

結局、相手を皮膚感覚で感じ取っていないことが

排外主義の根っこにあるように思います。

わが国の嫌中憎韓も、根本は相手のことを自分の皮膚感覚

で捉えることができてはじめて、改善に向かうものと

考えます。そう簡単なことではないと思いますが…。

(東京都・45歳男性・講演・著述)

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どこの国民も11なら良い人だが、国が絡むと

たちまち人格が変貌するというのもある。

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笹さんと泉美さんがますます美人になって魅力的になって

きていると感じてしまうのは私だけでしょうか。

やはりパソコンの前で聴く道場よりも五感のすべてを使って

体験する生の道場は最高です。

継続的な開催が復活すると知り、嬉しい半面、皇統の

問題がまったく進展していないことに危機感を覚えます。

(埼玉県・40歳男性・地方公務員)

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美人はナマで見た方が実感するよ。

ハードル上げておこう。

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ゲストの萱野先生、朴先生のお2人の活躍が素晴らしく、

SKEのエビフライデーナイトばりに活火山のごとく

強烈な意見が飛び交う楽しい現場でした。

たまにはゲストが入ると燃えますね。

脊髄反射の獣のような感情を押し出すのではなく、

冷静かつ戦略的な知性でもって挑むべきだと思いました。

 …色々偉そうなこと述べましたが、まず一般人として

世の中のことに関心をもつことと、小林先生を注目し

続けることをやめないでおきます。

(神奈川県・29歳男性・介護職)

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エビフライデーナイト、誰も分からんぞ。

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私は差別される側の人間(中国系)なのでゲストの

両先生の話はかなり実感しながら聞くことができた。

特効薬はないという萱野先生の話は本当にその通りだと

思った。

人はだれでも排外的要素をもち、それ故にだれもが

排外的になり得る。

私はそうならない為には何よりも知性であり、

思想をすることが必要だと思う。

大変に地道なことであるけども、だからこそどれだけ

思想ができる人間を増やすことができるのかにかかって

いると思った。

ただ、話を聞いていて困るなと思ったのは、中韓に対する

排外主義者が目立つあまり中韓に対するちゃんとした

立場での批判が、排外主義と同じように見られてしまう

のではないかという恐れがありました。

批判することと、差別を許さないことは決して矛盾しない

と思っています。

(千葉県・23歳男性・大学院生)

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その通りです。

中韓を批判しにくいくらい、排外主義が邪魔!

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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